民事訴訟
民事訴訟とは、私人間の紛争について、私法を適用して解決する訴訟のことで、刑事訴訟や行政訴訟とは異なります。
例えば、AがBにお金を金100万円貸したから返せといった訴訟やAの土地に不法にBが建物を立てているのでBは建物を取り壊して、土地を明け渡せといった訴訟です。
民事訴訟の特徴として、原則として、裁判官は、当事者が提出する証拠によって権利の存否等を判断するので、裁判所は職権で調査しません。そのため、権利を主張する側は、裁判官を納得させるくらい多くの有力な証拠を提出しなければなりません。
有力な証拠とは、当事者の署名・押印されている契約書や覚書、念書です。そのために、当事者で取引する場合は、口約束ではなく必ず書面で残しておくことが重要です。